この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約的束縛・誘惑なる秘密
第18章 日本ー山口で語る美波の過去



「美波‥‥両親の事は全く覚えていないのですか?その欠片でも??」


「‥‥‥いいえ‥‥‥」


私は弱々しく首を横に振るだけ‥
私は何も知らない、両親の事など何1つ‥
私の記憶の一番最初は養護施設の中、数人の子供と一緒に私も寝かされているところ、それが私の一番古い記憶。



「だけどさー
八神美波って名前は?」


「それも分からないの‥‥
保護施設の人が付けたのか、他の誰かが付けたのか私は知らない‥
気付いたらこの名前で呼ばれてた、私もそれが普通だと思ってた」


「それだと親が付けた可能性があるんだな美波?」


「調べてみましょうか美波?」


「‥‥うんん‥‥必要無いよ‥‥
今更両親と言われても私の方が困るし、向こうも同じでしょう?
‥‥‥一度も会う事が無かったんだから‥‥‥」


「「「‥‥‥‥‥‥‥」」」


これが社会に出る前に私が出した結論、親兄妹親戚は誰1人居ない、私は私だけでやって行く‥‥‥失敗したけどね。



「良いの、今はみんなが居るもの‥‥
私が大切なのは過去じゃ無く今、みんなと一緒にもう一度居心地の良い私達の場所を作る、それが私の全てだよ」


「そうですね、今はそれが全て‥‥
ですがこれだけは覚えていて下さい、血の絆というのは不思議な力がある、それが何時かは私にも分かりませんが、絆は切れる事は無いんです」


「‥‥‥‥‥」


この時私は仁科さんの言葉を話半分で聞いていた、血の絆‥‥それが私に起こす何かに気付かずに・・・


/751ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ