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第20章 日本ｰ因果応報

あ‥‥本郷さんと宮野さんに勘違いされちゃったみたい、そういう理由で受け取った訳じゃ無いのに。



「違うよ本郷さん、宮野さん、どちらかと言えばお守りだから‥‥
何となく宝剣でも握り締めていないと、私には良い話じゃないような気がして、気休めとも言うのかなこれ」


「一見普通の金属に見えますが、宝剣は遺物の石から出来ています‥‥
気休めよりは効果があると私は思いますよ、最悪美波の心の波動を察してアリアンが出て来そうですし」


「「アリアン？？」」


あれ？２人には言って無かったかなアリアンの事、少し考えれば明確に言っていなかった‥‥とは思う‥
ついどうしようと仁科さんを見ても、仁科さんは相変わらず涼しい顔。



「‥‥アリアンロッド‥‥
遺跡内部の遺物の意識体です、意識体とは言いますがアリアンの意思次第で実体化も出来ます、それに何処にでも表れる‥‥それがアリアンの特徴」


「遺物というのは意思があったのか」


「で、何処にでも表れるって‥‥どうなってるんだよ」


話だけでは絶対に分からないよ、私も本物のアリアンを見るまで実感が湧かなかったぐらいだし、表れれば表れたで、また一騒動とも思ってしまうのは仕方が無いと‥‥うん、絶対に。