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第20章 日本ｰ因果応報

「美波ちゃん‥‥
強く‥‥なったわ‥‥
優柔不断だった美波ちゃんの欠片も無い程に‥‥」


「それが今の私です‥‥
親や親類なんて知らない‥‥今までも、これからも‥‥
親類縁者からの完全離別がこの世界のルール、幾ら周防老が祖父だと言われても、私は関わらないと思います、ただ私にも親類は"居た"それしか思えない、それ以上思ってはいけない‥‥
私はCross selsに誓約しました、ですから私の世界はCross selsただ１つなんです」


「・・・そう答えを出したか・・・」


「はい、私の意思は変わりません‥‥
そして意思を曲げようとするのでしたら、祖父と言われても周防老貴方を排除します、それが私が身を置く世界のルール」


銀の宝剣をキツく握りしめて、私は周防老を見据える‥‥
肉親の情なんて、周防老の方も持っていないじゃない、私達に必要があるから手を組む、それ以上望むものも無いの。



「どうして養護施設だったか、それに答えが出ただけで私は十分、わざわざ探してくれた事は感謝します、でもこれで私もスッキリしました‥‥仕方が無かった事だと」


「・・・そうか・・・」


「美波ちゃん‥‥」


周防老は腕を組み考え、施設長は悲しそうな顔、それでも私の意思は変わらない、変わる事なんてあり得ない。