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契約的束縛・誘惑なる秘密
第21章 日本ー遺物の秘密とルークの葛藤


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日本の事‥‥

ツインドラゴンの事‥‥

死の天使の事‥‥

そしてルークの事‥‥


問題だったら山積みだよ?
それを1つ1つ片付けていかないと、私達が目指す『みんな一緒に日本で調教師をやる』には辿り着け無い。


日本だって大きな事には目処は付いたけど、でもサポートスタッフは? 記憶を処理する闇医者は?
そう考えると、まだまだこれからなんだって思えて来る。
只でさえ私達の方が条件は悪い、でもクラブ1つを開くってこんなにも大変なんだと凄く実感。


ついでに言えばルークは相変わらず中枢区画から殆ど此方に来ないし、仁科さんもまた部屋に閉じ籠り、どちらも動いているのは分かるけど、もう少し近寄ってくれないかな??



「ルークが仁科さんを避けるのはダメ、ダメだって私にも分かる」


何時までも仁科さんとルークが離れていてはダメ、100年以上一緒だった2人そして仁科さんが無条件で信頼する数少ないルーク。
今は私や本郷さんや宮野さんも居るけれど、その前は本当にルーク1人だったの、でもこれって私が口を出した方が良いのかな?
元はと言えばルークが私に言った言葉が始まりなんだし、私に出来る事は少ないとは思うけど何とかしなくちゃ。



「その前に仁科さんに相談してみるのも‥‥
仁科さんも意味深な事を言っていたし、やっぱり話を通した方が良いみたい」


私だって悩むよ、特に仁科さんから言われた事に対しては。
"ルークも"そう仁科さんは言った、話はそこで山口県行きで一旦止まってしまったけど、ちゃんと向き合わないと不味い気がするの。


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