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契約的束縛・誘惑なる秘密
第23章 香港ー再びの二首龍

「許しの言葉では無い!
良いと鳴け!
それが調教女だろ!!」

ヒュン!!

「ヒッッ! い……良いーー! 鞭が躰に……ヒッア"ア"ァーー!!」

殊更強く打てば、逃れる為だろう、女は俺の言う通りの言葉を吐く。
しかし鞭打ちでは快楽を得られず、此は分かった。

「まあ良いだろう」

持つ鞭を投げ捨て俺が取り出したのは、隠し持っていた小形ナイフ。
見た目的には客栄えしない、サバイバルナイフだったら、もう少し見目良いんだがな。
来たばかりで贅沢も言ってられん。小形でも使いよう
により効果はあるもの。

「鞭が嫌なら、その躰にするか?アジア女でも鮮血は栄えるぞ」

ランジェリーの無い胸元から首へ小形ナイフを滑らせ、最後には女に見えるように目先でチラつかせてから耳元へ。
痛いのが苦手であれば、恐怖心も苦手、俺はそう見る。

「……ぁ……ぃゃ……殺さないで……ぃゃ……ぃゃ……」
「殺されたいのか?」
「ち……が……う……」

恐怖心……精神的支配。
女はナイフのせいで、動けないまま否定の言葉を口にする。
だがな、見世物要素としては低めなんだ、もっと派手な方が客が喜ぶ。

「だったら俺の言葉に従うか?」
「し……従います」
「ほう……。
だとしたら……こうだ!!」
「……えっ!?」

誓いの言葉を言わせた後、俺は……両手を拘束している雑な縄をナイフで切り捨てた!!

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