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第3章 望月部長の秘密
「おふくろは葬式に出てこなかったんだ。

そりゃ離婚して年月ま経つから

当たり前なんだけど。でも俺はつらかった。」


架純はベッドに座る望月を後ろから

包むように抱きしめた。

「何だよ。泣いてないから。照れくさいし離してくれ。」

架純の腕から離れようとする望月。

「あと少しだけ。」

「そんなにおっさんな俺に同情しなくていいよ。

架純といると何でも話してしまうな。

セフレだかは深く考えないで。」

「またそんな冷たい事言う…

前にも言ったでしょ?

自分でおっさんなんて言わないで下さい!

5歳老け込みますよ?」

「5歳?君からみれば

本当におっさんだよ。

俺らの関係をただ言っただけだよ。」

望月部長、身体だけじゃなくて

もっともっと貴方を知りたいんです。

どんな些細な事でもいい。

あんまりいうと重たくなるって言うから

言わないけど。


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