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第5章 ハチ合わせ
向かいに座る望月部長と吉平さんのメニューを

見る距離も気になる。

悔しいほど似合っている。

長ーい飲み会時間が過ぎ

2軒目に行くか話しあう。

吉平さんと佐伯さんのスコアの話しが

盛り上がりボーリングへ行くことになった。

「ボーリングなんて何年ぶりだろ…」

架純が話すと佐伯が呆れる。

「本当にろくな男じゃないね

架純ちゃんの好きな人。デートも連れていかないの?」

「いや…そんなことなくて…」

焦って取り繕おうとするも間に合わない。

コホン…



あの…後ろでシューズに履き替えてる部長が

咳払いした。

「望月部長?どうしたんですか?」

吉平さんが部長を覗き込んだ。

「…何でもない。」

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