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第1章 やめられない



……………………………………
「もうこんなに濡れてる…」

妄想の中の雪城さんがそう囁き、
私のワレメの中心を撫でる。

人差し指で愛液をすくい、クリトリスをくるくると回すように刺激する。

多くの人は中指でするものなのかもしれないけれど、私は人差し指でするのが好きだった。

雪城さんのペニスを想像してはそれをしゃぶる妄想をする。
大きくて硬い…、雪城さんのモノ。

それを奥まで押し込まれ優しく腰を動かされるのを想像する。けれど、膣には指を入れない。

私は処女だった。

大学生のうちに捨てられると思っていたけど、私に声をかけてくれる人なんてだれもいなくて、私から声をかける勇気もなかったので結局そのまま。

クチュッ、クチュッ、といやらしい音を響かせながらクリトリスを刺激する。
脚は開いてピンと伸ばす。
そうするとどんどん気持ちよさが上り詰めてくる。

雪城さん……っ、

「あんっ…!!」

腰が勢いよく跳ねる。中から温かい愛液がどろりと溢れるのがわかる。
何度かビクビクと痙攣しながらイった。

はあはあと息を弾ませながら、私はティッシュに手を伸ばして秘部を拭いた。
愛液が糸を引く。

「雪城さん…」

誰もいない部屋に、ふと想い人の名前を呼んだ。

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