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花の蜜
第2章 出会い
「理恵ちゃん、バイバイ」

学校帰り、友達と別れた蜜香は真っ直ぐ家に向かって歩いていた。


車の横を通り過ぎようとした時、急に車のドアが開き口を塞がれた。

そのまま車の中へと引きずりこまれた。



蜜香は何が起きたのか分からなかった。


目の前には、鼻息荒い中年のおじさんがいた。


「可愛いね。おじさんと気持ちいいことしようか?」

おじさんは蜜香の服を脱がし始める。

蜜香は、暴れた。

「いやーー。やめて! 帰る!」


だが、大人と子供では力がかなうわけもなく、おさえつけられる。

それでも、暴れる蜜香にイラついた男は



バシっ



蜜香の頬を殴った。


痛みや衝撃から、蜜香は放心状態になった。


おとなしくなったことを確認すると、上の服を脱がしまだ発育途中の胸にむしゃぶりつく。


蜜香は涙を流しながら、気持ち悪さから唇を噛みしめる。

唇から血が流れていたが、男は気にする様子もなく胸を舐め回す。




なんで、自分がこんなことになっているのか分からず、ただ涙を流すしかなかった。
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