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オレンジ
第1章
『ドンドンドンドン!』
「はいはいはいはい!」
うるせぇなぁ…
と思いながら扉を開けた。
目の前には誰も……いや、目線を落とすとちっちゃいおじちゃんがいた。
「来週の花火大会!お前さんとこからも見えるんじゃ、羨ましいなぁ」
「は…?」
「ほぉれ」
受け取ったのは花火の写真が大きく入ったチラシだった。
おじちゃんはニヤリとエクボを作って言う。
「可愛い女のコ、いわゆるガールフレンドとでも見たらどうじゃ?」
「なっ…////」
そこへ夏己がきた。
「なぁ圭介ー誰が…」
「はよ出てけー!!!」
俺はおじちゃんをトンっと押して扉を勢いよく閉めた。
おじちゃんがガールフレンドって言った時にふと夏己の顔が思い浮かんだ。
夏己は心配そうに
「何があったん?」
と聞いたが、俺が持っている花火のチラシを見て、取り上げるようにしてから
「うちも見たい!見たい見たい見たい!」
なんて大きな声で言うもんだから、さっきのアイスより頭がキンとした。

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