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日は昇り、日は沈む
第4章 ひなた村一大事1
「撮影禁止じゃー!」

マサ爺が、視線斜め45°の上空に向かい、杖を振り上げて叫んだ時、ヘリのコックピットの辺りがキラリと眩しく光った。

「あ……」

ゆらゆらとバランスを崩したヘリコプターは、なんとか姿勢を立て直して向きを変えはじめた。

あの光りは何だろう

バラバラバラバラ……

ゆっくりと回転するヘリの側面がまた光り、次に後方が光った。どうやら来た道を引き返して行くらしい。

「やった!」

「追い返したぞ!」

「あはは、やったー!」

タカオ達は歓声を上げ、ひなたカフェの方を振り返った。

「あっ、あれは……」

ガラス張りの窓に見えたのは、たたみ半畳程の大きな鏡だった。

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