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日は昇り、日は沈む
第4章 ひなた村一大事1
「お若いですね~、お肌なんてつやつや」

「そ、そうかな」

そ、そうかな⁉

「昌幸さん、今、動画や新聞等で話題になっている、このひなた村の太陽の事についてお伺いしたいんですが」

「何でも話しましょう、僕でよければ」

「おい!」

叫ぶと同時に、タカオはおぶっていたマサ爺を落としてしまった。

「あっ……、大丈夫ですか? 昌幸さん」

「大丈夫です!」

すくっと立ち上がったマサ爺は、杖をタカオにほいっと投げた。

「あのう、私達、この立て札を越えても良いでしょうか。もちろん撮影機材はワゴンに載せたままにしますので、お話だけでも」

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