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日は昇り、日は沈む
第4章 ひなた村一大事1
「なあに、この村で自慢出来るのは景色だけですよ。ハハハ」

月野レポーターだけを相手にしているマサ爺。

「それに、女性も男性も、皆さんよく日に焼けてらっしゃるんですね」

「そうなんです、何しろ太陽が……ぎゃっ」

空男が横から足を引っ掻けた。

「あ、危ないじゃないかキミ~」

つんのめってもなぜか踏ん張る事ができるマサ爺は、眉間にしわを寄せながらも涼しい顔を崩さない。

「うわぁ~」

後方からの男の叫び声に振り向くと、雫の形をした青いゆるキャラが、何かにつまずいて転倒していた。

「ま、マサル君大丈夫!?」

月野が、マサ爺そっちのけでゆるキャラに駆け寄った。

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