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日は昇り、日は沈む
第6章 ひなた村の太陽
整然と片付いていく店内で、住民達はつい先程までそこにあったお祭り騒ぎを探していた。

「お騒がせしました。私達すぐに引き揚げますので」

「あ、あの、さっき撮影した映像は……」

月野の言葉が理解できず、タカオはマサルのカメラに駆け寄った。

「それが、なぜかカメラに不具合が生じて何も撮れてないんですよ、ほら……。でもまあ、海から昇った太陽が山に沈んでいく様子なんて珍しくも何ともないんで、たとえちゃんと撮れて……」

それを聞いた住民達が次々と外に飛び出していく。

「ふ、フミ」

「行かなきゃ」

「うん」

夢見がマサ爺を背負い、フミと一緒に店の外に出た。

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