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第20章 北川 遙
先端を掌でくすぐるように撫でると、すでにヌルッとしていて。

樹さんの口から、ぁっ…と小さな声が漏れる。
下から上に、指を這わせて、扱き上げた。

「ね、まだ、生理来てなくて…でも妊娠しないわけじゃないから、ちゃんと避妊してね…」

コク、と樹さんが頷くのがわかった。

産休明けに第2子妊娠中で数ヶ月後にまた産休…なんて計画性のない感じは、職場結婚では避けたい。

ひとしきりお互いの身体を触り合い、気分が乗った頃、樹さんの身体が傾いて、私はベッドに仰向けになる。

ローションの力も借りて潤ったトコロに、ゴムをつけた樹さんのがグッと挿入ってきて。

深く突かれると気持ちよくて、私は樹さんの首にしがみついた。樹さんは少し動きにくそうだったけど、私を振りほどくことはなく、身体をグラインドさせて抽送を繰り返す。

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