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オネェとホスト不思議な同居生活
第4章 雄輝と明菜



「・・・
えぇ‥お嬢様に楽しんで頂けるだけで、私は幸せですよ‥
もっと、このclub pulseを楽しんで下さい、私もお側にいますので‥‥」


「きゃー!
雄輝さんに、そんなに言われたら‥
もう1本‥雄輝さんに捧げてしまいそう‥‥」


耳元で、さも上客に囁く甘い声‥


club pulse(クラブ パルス)で働き出してもう4ヶ月‥
私祐希こと、ホスト名雄輝は、周りのホストやオネェ達の教えもあり、今はもう立派な男装ホスト。


私自身、こんな一面があるなんて思わなかった‥
女性が女性を誘惑する、それも半分男として‥‥



『雄輝はインテリ系だから、丁寧語が似合うと思うの‥』


そう言った明菜の話で、私は同じホスト‥晃と洋輔から、徹底的に丁寧語の練習‥


そしてヘルプとして周りに付いている間に、接客とはどういうものかを覚えた。



「ではお嬢様、私と1杯付き合って頂けませんか?」


「雄輝さんがそう言うのなら喜んで‥」


チラリとヘルプに付いている、別のホストに目線を送る‥
勿論、もう1本高い酒を入れさせる為。


ヘルプも心得ているから、静かに席を外し、シャンパンセットをトレイに乗せ、私とお客のテーブルに恭しく置く・・・



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