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愛と欲と嘘
第3章 嘘




もし本当に築島の言ってる事が事実だったら、私はずっと存在しない女の影に嫉妬して自らを陥れてたって事になる。


慰めるなんて………築島の気持ちを考えると相当馬鹿な発言ね。




「……ごめん」


「因みに、電話の相手はこいつ」


スッと見せれたスマホの画面には幼い子供と満面の笑顔で並ぶ築島。

子供は3歳くらいかしら…。どことなく築島に似てるわね。



「隠し子?」


「バカ。 甥っ子だ」


「………」




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