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第4章 その後①

築島と付き合い始めたのは良いけど、今までとあまり変わりはない。


職場で顔を合わせれば軽く会話して昼の時間や帰宅時間はバラバラ。
一緒にいる時間に変化がない為、私達が付き合っていると周囲にバレる事は無かった。




唯一、バレる危険があるとすればーーー…









「ちょっと、誰かに見られるわよっ」


「誰も来ねえよ。鍵した」


偶然居合わせた通路にて、築島に腕を引かれ近くの部屋に押し込まれる事がある。


その時築島は中に誰がいるかも確認しないで私を抱き締めるから、こんな場面を見られたら終わりでしかない。