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愛と欲と嘘
第4章 その後①
「すっげ。濡れ過ぎ」
「あ、あんたの所為でしょ……っ」
「『あんた』じゃねえだろ。名前で呼べよ」
「………」
「彩乃」
「な、なに……っ」
「名前呼べよ」
やっぱりこいつ、Sっ気が少々強いみたいだわ。
普段こんなにギラギラしてないし、私を名前で呼ぶことも少ないし、ましてや名前で呼べとか言わない言わない。あり得ない。
「春汰…」
「もう一回」
「はるた………」
「ふ。興奮する」
「……」
舌舐めずりをしながら体を起こした築島が満足気に笑った。
かなり官能的な表情。
私じゃないひとが見たら100%惚れるわね。
「会社では強気で男にも負けねぇくらい仕事命のお前が、俺の下でこんなエロい顔して鳴いてると思うと……」