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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第10章 ルークのおかしな武者修行



「・・・
気分転換ですか?」


「・・・・・えっ!?」


後ろに居たのは‥‥比較的軽装姿の盟主‥
何故街中に!?



「途中で見掛けて、此処に来たんですよ‥
これ‥ルークもどうです?」


2つ持っていた紙袋の1つを、自分に手渡してくれる‥
温かいその中身はケバブが1つ入っていた。



「買い食い・・・ですか??」


「私とて買い食いくらいします、ルークから見れば不思議でしょうがね・・・」


ベンチの後ろから前に来て座り、自分の分のケバブを取り出して食べ始めた‥
こんな盟主は初めて見る。



「どうです上手くやっていますか?」


「はあ‥まあ‥それなりには‥‥」


つい今まで悩んでいたなんて言えない‥
ので、曖昧な答えになってしまう・・



「その様子ですと、そこまで上手く立ち回っていない‥そんな感じですねルーク?」


「・・・
すみません‥どうしても言葉に慣れなくて・・」


「なるほど・・・」


またパクリとケバブをかじり、何か思案しているよう‥
自分は貰った紙袋すらも開けれずにいるが‥‥



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