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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第10章 ルークのおかしな武者修行



「自分‥いや俺はまだ分かりません‥
ずっとこうだったんで、上からモノを言う事に慣れて無い‥‥
今でも一杯一杯なんです」


「それでも少し言い方を変えましたね‥
それでルークらしさが出るのなら、その話し方が良いでしょう、それ以上無理に変える必要は無いと私は思いますが?」


「この話し方で本当に‥
1人になって初めて俺自身はって考えました、そうしたらこんな話し方になってしまい‥元々話すのは苦手です、だからどうしても言葉足らず・・」


「・・・くすっ‥
確かに言葉足らずでしたね子供の頃から‥
ですが意味が理解出来ない程、言葉が足りないとは思いませんでしたよ」


「・・・・・」


盟主が普通に笑っていらっしゃる‥
先ほどの買い食いといい、居城では見た事の無い盟主の自然な姿・・



「??
どうしました?」


「・・・
いえ・・珍しいと・・
俺は‥ご主人様がその様に笑う姿すら見た事が無かった」


「ああ‥‥
久しぶりに外に出た開放感ですよ‥
私にも喜怒哀楽の感情くらいは持っています、普段は殆ど出しませんが‥‥」


「今のご主人様の方が良いと思います」


「その言葉、そのまま返しますよルーク‥
私だって自由が良いに決まってます、何時までも籠の鳥では息が詰まってしまう」


「自由・・・・・」



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