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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第11章 混乱と光輝く瞬間



約束の3日後に150名という人数を集め、ミュンヘン郊外に配置‥
勿論ルークをリーダーとして‥‥



「・・私兵です‥
ですが1人1人が指揮出来るだけの能力を持つ者達‥
必ずやアドルフ殿の役に立つでしょう」


「本当に集めるとは‥
しかも指揮能力は確かな150名、これなら市民を先導出来る」


「なるほど‥
ナチ党自体では人数不足気味、ならば市民を巻き込めば良い‥
賢明な判断だと思いますね私は‥‥」


ミュンヘン市民を巻き込めば、2000や3000人規模の大騒動になる‥


その隙に市庁舎を押さえられれば、ナチ党の言うが儘。



(ふふ‥
考えて来ましたね、これで輝き始めるのでしょう‥本来の宿命に‥‥)


まだ欠けたパーツはあるようだが、この暴動がアドルフ・ヒトラーという人物が輝き始める転機。



「今日の日中、市長はミュンヘン中心部のビアホールで演説をする、そこを狙うつもりだ」


「では、この150名を街中に配置しますか?
今ならまだ、市民を先導し導く時間はありますからね」


「ああ、それが一番良い‥
市民あっての決起ではないかコンラート殿?」


「確かにそうですね‥
アドルフ殿の考えは間違ってはいません」


動かすのなら効果的に・・


一度動いてしまえば、もう後に引く事は出来ない‥
それが私の目的でもありますが‥‥



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