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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第12章 政党を我が物に‥



「・・・
はぁ‥今日はよく邪魔が入りますね・・」


もう一度星読みをしようとしたら、見知っている気配が1つ‥



「どうかしましたか‥ルーク?」


「その‥何時の間に軍服を??」


「先ほどです‥
指揮命令権はあるそうですよ?」


丁度、別荘の曲がり角に立っていたので、その曲がった先にルークの姿‥
どうやら親衛隊として此処に来ていたらしい。



「高官士官用‥
金バッチと銀剣と短刀は、最高幹部にしか渡らない‥」


「そういう仕組みですか、無駄に重いだけですがね‥
ルーク‥1つ調べて欲しい事が出来ました」


「なんなりと・・・」


本人が何処に居るか、分かったものじゃないので、手早く小さなメモ紙に要点だけ書いて、風に乗せてルークに渡した。



「・・・
分かりました調べます」


「頼みました‥
それと首尾はどうです?」


少し集中すれば、ルークの手の上にも別のメモ紙がある事が分かる‥
今度はそれを私の元へ‥‥



「・・・
ふふ‥そうですか‥
ではそのまま、良いですね?」


「畏まりました・・」


スッとルークの気配が消えたと思ったら、向こうからまたテレーザの姿が‥


多分見回りだろう‥
だが、この時間となれば、私のチャンスも多い。



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