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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア



全く相変わらずと、口に出して言いたかったが・・・


賢人共は私のひと言で抑えた‥"私に逆らえば死の償いを"‥と‥‥


暗躍と暗殺と同じく、調教と拷問も空席として処理‥
こちらは簡単に、次の賢人候補が出るだろう。


後始末も終え、漸く客室は静かにはなった‥
だけどまだパウリーネに用がある・・・



「・・パウリーネ‥」


「はい・・・・・」


ルークの腕の中に居るパウリーネを見て、私はどう言えば良いのか少し思案中。



「・・・
他に選択肢が無かったとはいえ、パウリーネ貴女の記憶を全て見た事は謝ります‥
それと、辛いのであれば、調教と拷問がやった仕打ちの記憶は全て消しましょう・・」


「盟主!?」


ルークは、私が素直に謝った事に驚きが隠せないよう‥


私が人に謝る事は無い‥そう思い込んでいるせいだが、私とて非があれば謝りもする。



「いいえ‥
盟主‥様のお陰で、こうして元に戻れたのですから、記憶を見られたからと気にする事はしません‥それが必要だった、そうですよね?」


「ええ‥必要でした‥」


「それに私はもう大丈夫です、あの記憶があっても‥
ルークさんの信じて欲しいという言葉で、負ける気がしませんから‥」


記憶を見ても思ったが、彼女は予想以上に強い‥心が‥‥



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