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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第4章 面白い星
「・・・・・・」
書庫に籠もって、どれくらいになるか‥
意外に夢中になり、1日の殆どの時間をこの書庫で過ごしている。
知らない知恵の吸収は面白く、私特有の高速読みという利点もあり、吸収率は人並み以上。
それでも、まだまだ知りたい事は沢山あり、この書庫から離れられない。
(そういえば‥
今日はルークの姿が見えませんね??)
毎日必ず書庫に来ては、軽食を置いて行くのだが‥
考えて見れば、珍しい事に朝から見掛けていない‥何かあったのだろうか?
たかが従者1人、気にする事も無いと思うが、相手がルークという所で、予想以上に気に掛かってしまう。
「・・はぁ‥
探して見ますか・・・」
ルークの行動範囲は把握している‥
居城内を歩きながら、ルークの気配を探れば良いだけの話。
そう考え、読みかけの本をソファーの横のサイドテーブルに置き、ルークを探しに書庫から出て歩き出した。