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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第18章 彼女の動向



「機会があるとしたら・・・・・傲慢のアドルフが計画した作戦の決行当日・・・」


「それを狙うと言うんですかゼクス様・・・」


「全員が出る訳では無いでしょう‥
ですが本拠地内が手薄になるのは確か、そのどさくさに紛れようと思います」


「カメラは?」


「それですか・・・」


監視は一括管理、そして監視員も何割かは駆り出される‥
となると交代要因は居ない。



「私が監視ルームを抑えます、交代が無ければ抑えるのはやすい‥」


「部屋事という意味」


「ええ‥
一時ですが、室内の全員を私の支配下に置けば、証拠も記憶も残りません‥
ただ・・・」


「ただ??」


「本部から‥遺物から離れれば離れる程、私の力は弱くなります‥
室内10人と仮定して、支配下に置けるのは‥‥5分が限界ですが、それで探れますかルーク?」


今の私では、これが限界‥
無理をすればもう少し保つだろう、だが私の方が動けなくなってしまう。



「・・・
ギリギリの距離まで‥彼女の個室近くからスタートだったら、5分で何とかなります」


「中途半端の階級で、厄介な場所にありますからね彼女の個室は‥
まあ嫌かも知れませんが、1つだけ適した場所はありますよ?」



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