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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第22章 現実と悲しき別れ



「私はルークさんが好き、その思いは多分一生変わらない‥
こんな素敵な人に、もう二度と出逢えないって、私はその思いだけで生きていけます」


「俺も愛したのはパウリーネ1人だ、他の女なんか目に入らない‥
パウリーネだけが、パウリーネだからこそ俺は愛し助けたいと思った、その思いは一生変わらないよ」


「・・・うんっ!!」


「っっ!!」


バフッと、自分に抱き付き涙を泣かすパウリーネ‥
パウリーネだって、好きでこんな選択をしたんじゃ無い、変わってしまった自分を見てパウリーネなりに苦悩させてしまった。



「・・・パウリーネの言う通りにするから‥
盟主にも言われた、パウリーネの意志は変わらないって、俺のせいで‥‥ごめんパウリーネ‥‥」


「違う、ルークさんのせいじゃ無い、私が‥‥私の我が儘‥
綺麗な姿のまま、ルークさんの記憶に残りたいという我が儘‥‥」


「・・・
誰だってそう思うよな、一番綺麗なまま‥
14年経った今でも、パウリーネは若々しくて綺麗だよ」


「・・うん、うん!
だから今のまま‥
このままの私を覚えていてルークさん」


「ああ分かったパウリーネ」


少し泣き止むまで抱き締めて優しく長い髪を撫で、ある程度泣き止んだところで、自分はパウリーネを横抱きにして持ち上げた。


あの頃の‥‥お姫様のように‥‥



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