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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第23章 暮れ落ちる黄昏の時



「まだ地下には火が回っています、そして地下を崩壊させた事により、暫く揺れますよ建物が‥
これで地下部分はほぼ壊滅、地震で片付くと思います」


「という事は本当に‥」


「指導者の亡骸は闇の中」


「ええ、望んだ通りに‥
そして私の手助けも此処まで、アドルフを失った以上手を出す最大理由が無くなってしまった」


「そうか、最後にとんでもないものが見れた、誰に言っても信用しないだろうが」


「そうだな、あれは信用されん‥
言って笑われるかゲッペルス?」


「勘弁だ、王宮の穴でさえ説明に苦労したと言うのにだっ!」


「ふふ‥
その様子ですと、2人は大丈夫のようですね‥
後は2人の自由に、私は消えます、そして二度と会う事は無いでしょう」


そう言って、屋上の一番端っこに足を掛けた。



「別れの言葉は嫌いなんですよ私は、散々聞きましたから‥
ヒムラー、ゲッペルス、残りの人生を貴方方の思い通りに、私からの助言です‥‥では‥‥」


何かを言われる前に、私は屋上から空へ飛び上がる‥
そろそろ日が射す朝だが、朝靄という霧で自身の身を包めば、日中でも使える事に気付いた。



「連合軍がもうベルリン郊外近郊に‥
王都の落日は、思っているより早いかも知れません」


地上は連合軍の軍が、ベルリンを包囲突入しようと進軍を開始している。


それを空から眺め、長かった世界大戦の終わりを実感。


これから独国は、苦難の道を辿る事になる・・・・・




第1部了 next.
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