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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第24章 遠い過去-大地の記憶



「・・・
私達稀少種と人間が共存するに当たり、ルールが1つだけありました‥
"互いの領域に干渉しない"
これが絶対的ルール、街の部分は人間に城の部分は稀少種に、そう区分され必要以外は互いに立ち入らない、それで成り立っていたんです」


「・・・・・」


ルールは驚き顔で辺りを見回しているが、私の方は懐かしさが込み上げる、かつて私もこの地に住んでいたのだから。



「こんな場所ですが、力強い稀少種が守護していた土地です、街は思っている以上に栄えてはいました‥
私は城の中からそれを見るだけでした、稀少種の中でも私だけが街に立ち入る事を堅く禁じられ、ただ毎日城から街を眺める日々、理由はありましたがね」


「盟主は此処に??」


「私が産まれた場所でもあるんですよ‥
産まれ成人過ぎるまで、私はこの城で暮らしていたんです」


1000年も前、私はこの地で産まれ、この地で育った‥
言わば此処は私の故郷、良い思い出は少ないが確かに私は此処に住んでいた。



「私がと言うより、稀少種の殆どがこの地で産まれています‥
そして一族全てが此処で暮らしていた、残ったのは城のみですが、城の外堀に一族ごとの居住区があったんですよ」


「この場所が、そこまで重要な場所だったとは、だけど今は廃墟‥‥」


「稀少種の方が絶えましたからね、人間は去って行ったが本当だとは思います」



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