この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第24章 遠い過去-大地の記憶



ルークの手には何時の間にか鎖、この車の何処に入れていたのやら‥
縛るのはルークに任せ、私の方は未だ消えない大戦の爪跡に少々ため息。



「戦争というものほど非道徳なものは無い‥
捕虜でも囚人でも生きていれば実験対象、それも実験での生死は問いませんからね‥‥私やルークは散々見て来た筈、今更それに心動く事はありません」


「・・はい・・
確かに自分達は見て来ました、どれだけ非道徳な事が行われていたかを‥」


「・・お前タチ・・軍人・・・ナチ党か?ナチ党か?」



「「・・・・・」」


鎖で雁字搦めにされたハールマンが紡ぐ言葉に、私もルークも沈黙‥
終戦からそろそろ20年近く、迂闊にナチ党の話は出来ない。


私達では、年に食い違いが出てしまうから・・・



「・・そういう貴方は殺人鬼、いえ吸血鬼でしたか?
でしたら‥‥これから起こる事を見ておけば良い、本物の吸血鬼と呼ばれる人種が、如何に残虐で非道だったか、どれだけの人間をその歯牙に掛けたか、自分が人間だと思い出しますよ?」


「オレが・・人間・・」


「・・・盟主??」


ハールマンはともかく、ルークまで不思議顔‥
ハールマンを捕まえるのを優先して、全く説明もしていませんでしたが。



/962ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ