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第29章 隼人、真に電話する

「そっか、聖夜が隼人の所に行ったのか？」

「あいつ、彩香ちゃんに、

酷いことをしてしまったって落ち込んでたよ！

彩香ちゃんは、大丈夫なのか？

今日は、会社に来てたか？」

「あぁ、ちゃんと出勤したよ。

心配かけたな。」

カチャ、リビングの扉が開いて、

「真、お風呂入って！

あっ、電話？ごまめんなさい･･･」

「おい？誰か居るのか？

･･･････まさか･･････?」

「そのまさかだ！」

隼人は、あまりにビックリして

ガタッガタガタガタガタドタッ！

「いってぇ～！」

「隼人、大丈夫か？」

「痛たたたっ！お前、ビックリさせるなよ！

一緒に住んでるのか？お前のマンションで？」

「一緒に住んでる！報告せずにすまん。」

「オイオイオイ、あれだけイジイジしてた癖に

もう同棲かよ？早くないか？」

「そうだな？ハハハ」頭をぽりぽり掻いた！