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第30章 彩香、経理課から商品開発部へ異動辞令が出ます！

彩香のドールハウスの先生は、

彩香の事を自分の手足くらいにしか

思ってないみたいだった。

ホイホイ何でも言うことを聞く犬くらいに

思っていたみたいだ。

ドールハウスの殆どを作ったのが彩香でも、

自分の名前で売ったから売れたんだと言い切った。

弟子が師匠の手伝いをするのは当たり前で、

有り難く思わないといけないと言った。

しかし、弁護士が出てきては、それは通用しない！

彩香の作った物で、今お手本として、

まるで自分が作った物かのように使っている物と、

今作りかけの物と、

先生が、お客さんに頼まれて作っている物で、

彩香に作らせている物を、持って帰る事を伝えた。

間違いなく、彩香が作った物なので、

文句を言うことはできないから、

偉そうに言っていたのに、

お客さんに頼まれて作っている物だけは、

譲ってほしいと頭を下げられた。