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第38章 桐生聖夜が、来ちゃいました。

「冗談だよ。ごめん。悪かったよ。

会わせてくれよ。頼むよ」

「仕方ない、30分待てるか？話してみるよ。

隼人の店で待ってろ。酒飲むなよ！

素面で話そう。連絡するから待ってろ。

じゃあな切るぞ！」

「真、恩に着る。ありがとうな」

「まだ礼は早いよ、彩香が、ダメって言ったら

この話は無しになる。まぁ、待ってろ。

じゃあな」ツゥーツゥーツゥー

自分から切っておいて、スマホを握りしめたまま

動かないでいた。「ふぅ～」溜め息を吐いて

やっと彩香の元に向かっていった。