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第40章 だだっ子真の出張

「専務？どうされたんですか？」

「ちょっと、戻るよ。」眉間にシワをよせて、

「高梨さんは、どうする？会社に戻るなら

一緒に乗って行きなさい。」

「じゃあ、お願いします。」

「じゃあ、早く戻ろう。」

小さな声で「真、大丈夫？」

「うん、大丈夫･･･じゃあ行くよ。」

彩香は、心配で仕方なかったけど、

どうすることもできなかった。

真の後ろを着いていった。