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お兄ちゃんといっしょ
第6章 第6章


 ーーーーーーーーーーーー………。





 目が覚めたとき、テレビ画面にはディズニー映画のメニュー画面がテーマソングと共に流れていた。


 一体どれだけ眠っていたのだろう。
 夢を見ていたらしい。

 
 見上げると、窓の外は暗闇だった。


 テレビ画面が発する青白い光を頼りに壁時計を見る。
 そして思わず叫ぶ。



「もう7時!?」



 お兄ちゃん、起きて!仕事におくれちゃう…



 叫ぼうとして、やめた。



 そうだった。
 とっくの昔に、お兄ちゃんは仕事を辞めたんだった。



 私はあくびをしながら、朝と同じ体勢のまま布団の上でいびきをかいているお兄ちゃんの隣に寝そべった。



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