この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
お兄ちゃんといっしょ
第9章 第9章
 港よりも、市場に近いほうが魚は美味しい。



 いつの日か、パパがそんなことを言っていた。
 あれは、どこに旅行に行ったときだっただろう。




 考えているあいだに、こじんまりした定食屋のこじんまりしたテーブル席に、豪勢な朝食が運ばれてきた。



 木曜日の朝8時過ぎ。
 客はまばらだった。



「市場は3時から5時くらいまで仕入れ客とか配達で忙しいから、みんな朝メシは落ち着いた頃、6時くらいに食うんだ」


 目の前で美味しそうな湯気を立てている焼き魚定食。
 焼き魚に味噌汁、小鉢がみっつついて、値段は800円ほどだという。


「場内にパン屋があるから、みんなたいがいそこでパン買って、缶コーヒー飲んで終わり。築地とかそーゆーでかい市場はどうか知らないけど、ここの場内での食文化はショボかったな」


/347ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ