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恋はいつも当然に
第2章 逃亡
それから2ヶ月後……。
私は夜勤も入り始め、月の半分以上は満床っていう忙しい日々を送っていた。
この2ヶ月、お客さんに殴られたり先輩たちに怒られたり何かと精神的に参ってたけど、それでもなんとかスタッフのフォローもあって仕事をこなしてた。
そんなある日のこと……。
その日は早番で6時半頃に施設に到着して、着替えていたら夜勤担当だった社員候補の宮崎先輩がロッカーに来た。
その日の早番は私の橘さん。
宮崎「なぁ、橘……。布施さんがバッグれた。」
橘「は?」
宮崎「もう来ねぇって。一昨日からまったく仕事来ないらしい。」
布施さんは管理者業務の傍ら、手薄な夜勤業務もこなしていた為、肉体的にも精神的にも限界なんだろうとずっと思っていた。
だけど、まさかあの仕事に厳しい布施さんがバックれるなんて思わなかった。
宮崎「たぶんあの調子だと、もうここに戻ってくることは無いだろうな。社長とも喧嘩したらしい。いつまでやらせるんだ、って。」
私「じゃ、戻ってこないってことは社員で分担して布施さんが抜けた穴を埋めていくしかないって事ですよね?」
橘「あぁ。そうなるよね」
私はとてつもない恐怖感というか、不安感を抱いた。
これから先、この施設はどうなるんだろうって。
事実上、管理者不在の中、どうやって回していけばいいのか。
そんな不安を抱かずにはいられなかった。
私は夜勤も入り始め、月の半分以上は満床っていう忙しい日々を送っていた。
この2ヶ月、お客さんに殴られたり先輩たちに怒られたり何かと精神的に参ってたけど、それでもなんとかスタッフのフォローもあって仕事をこなしてた。
そんなある日のこと……。
その日は早番で6時半頃に施設に到着して、着替えていたら夜勤担当だった社員候補の宮崎先輩がロッカーに来た。
その日の早番は私の橘さん。
宮崎「なぁ、橘……。布施さんがバッグれた。」
橘「は?」
宮崎「もう来ねぇって。一昨日からまったく仕事来ないらしい。」
布施さんは管理者業務の傍ら、手薄な夜勤業務もこなしていた為、肉体的にも精神的にも限界なんだろうとずっと思っていた。
だけど、まさかあの仕事に厳しい布施さんがバックれるなんて思わなかった。
宮崎「たぶんあの調子だと、もうここに戻ってくることは無いだろうな。社長とも喧嘩したらしい。いつまでやらせるんだ、って。」
私「じゃ、戻ってこないってことは社員で分担して布施さんが抜けた穴を埋めていくしかないって事ですよね?」
橘「あぁ。そうなるよね」
私はとてつもない恐怖感というか、不安感を抱いた。
これから先、この施設はどうなるんだろうって。
事実上、管理者不在の中、どうやって回していけばいいのか。
そんな不安を抱かずにはいられなかった。