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こんな日は抱いて欲しい
第2章 レディースコミックしちゃう?
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 「それがさ……真由ちゃんと別れてからは、少しマトモになったよ。
そんなにパチンコ好きなら、店員になれば?って言ったらさ……本当に店員になったよ」

 「マジ?」

 「マジマジ。
◯駅の駅前にKINGっていうパチンコ屋あんじゃん」

 「あっ、あるね」

 「そこで働いてるよ。
ほら、あいつ元々愛想がいいじゃん。
客からも人気あるみたいで、今じゃ店長候補に推されるほど真面目に働いてるよ」

 「意外!」

 「今まで、瑛太は何でも許されて生きてきた。
てか、諦められて育ってきたしね。
多少煩くガミガミ言われても慣れっこなんだなぁ〜
結局、女が折れちゃうんだよね。
ヒモみたいな事繰り返してきたけど、真由ちゃんに叩き直されて、現実が見えたんじゃない?」

 「え~〜そっかなぁ〜
私、瑛太に最後は酷い事言ったんだよね」

 「へぇ~なんて言ったのかな?」

 「聞いてないの?」

 「いや、あいつそういうとこだけはプライド高いのよ」

 「そっか……。
なら言わない」

 「言わなくていいよ。
あいつの友達として、真由ちゃんには感謝しかない。
働くってこと、あいつに教えたの真由ちゃんだもんな!」


 「本気で好きだったから、普通の事を当たり前に思って欲しかった……だけよ」


 ちょいと私?
酔いましたか?
瑛太の事、本気で好きだったなんて、言っちゃってません?

 あっ、でも、所詮、過去よ。
戻りたいなんて思ってない。

 そりゃあ、失った時は悲しかった。
けどさぁ……私じゃあダメなんだと思ったから追えなかったよ……

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