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第7章 彼女の幸せ
アイルとデート…


ちゃんとするのは初めてだ





家に迎えに行っても良かったが
敢えて今日は待ち合わせにする




アイルは時間を守る子だ




待たせたくないから
早めに出て、アイルを待つ




アイルと出かけるのは初めてじゃないし
そんなガラリと何もかも変わるわけじゃない





のんびりしたキモチで待つ・・・んだが





オレの横にいた男が

ナニやらチラチラ見ている





正面をみると…





アイルが立っていた。





『ごめん…。おまたせ。…?』



『ぁ…』





いつかの黒いワンピースを着たアイルが
オレの前に立つ


いつものふんわりとした匂い


サラサラの髪






ドキッと・・・しない男はいないよな…



少しの沈黙






『…行こっか』


『…うん』



さりげなくオレは
アイルの手をとって握り歩き出した


少し驚いたみたいだが、アイルはすぐに
そっと小さな手で握り返してくれる




『それ…スゲー似合ってる…』



『ぅ…ぁ…暑いしな…って

おかしくないかなぁ…?』





『ちっとも。すごく良い。そゆ方が』




『ぁ…りがと』




耳を赤くしてオレについて歩くアイル



スラリとした手脚

照れくさそうにする姿が

色っぽくて可愛いかった





『ホントに行きたいとこないのか?』


『・・・』






『…言ってみ?(笑)』



『・・・すいぞくかん』






『涼しそうだし、イイな♪

行ってみようか

アイル何観たいの?』







『・・・ペンギン』






思わず吹き出しながら電車に揺られて

水族館に行く




お目当てのペンギンの前に来たときには
アイルは満面の笑みで
少しはしゃいでみえた






『カワイイ~・・・』





『・・・』




オレは・・・と言うと…






ペンギンもイルカもそっちのけで…


そんなアイルを眺めていた気がする





アイルは〃仕事〃せずに
純粋に楽しんでいたように思えた
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