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第7章 彼女の幸せ
そんな日々を送るオレに仲間内で

〃付き合いが悪い〃

と苦情がくる…のは無理もない






久々に登場のワタルから

バレーサークルの練習試合に来いと

誘いが来る






……しつこい







『リョーキ付き合いワリーぞ、ったくよ~』



『忙しんだよ』




『仕事?なら余計にな!

体動かそうぜ♪

明日9時な!』








根負けした






アイルに電話して
日曜、会えないかもと詫びる




アイルはイヤな顔ひとつせず
〃行ってきて〃と言う






電話を切ろうという時に
アイルがそれを止めた





『あの…その試合ってさ

誰でも見にいける???』





『ん?…』







『…迷惑じゃ・・・なければ』










迷惑なワケが…ないじゃないか






オレはアイルにサークルのある体育館と
行き方を伝えた





ちっともノリ気じゃなかったハズが

少し・・・いやカナリ

気合いが入ってきてしまう





入念にストレッチをして早めに寝た












『リョーキ久しぶり!!!』



『リョ~さん、ご無沙汰です!』





ワタルに大学の後輩、久々の面々に会い
試合の準備をする



ストレッチをしてアップして…







試合…といってもサークルのチームを
2つに分けてする練習試合だ




引退した元選手、学生、一般の人
色んな人がいる




『リョーキお前ちと太った?

跳べんのかぁ?(笑)』





『うっせーな

だから体動かしにきてんだろ~』







〃ジャンプ力なんか…すぐ落ちるよな〃



とか思いながらコートに立つ







ぐるりと客席を見渡すが




…まだ、来てないか











試合が始まって動き始めると

体も段々感覚を取り戻す




元々スポーツバカなオレは




あがるトスを強烈なスパイクで

相手コートに叩き込む





・・・楽しい





〃しばらく〃忘れてた感覚






楽しさを覚える
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