この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name
第12章 輝く季節の中で
月曜の夜
アイルは遠足の前日の子どもみたいに
ソワソワしていた
・・・笑える
『リョウキ~?まだ起きてるの?』
『あぁ…先寝てろよ』
『…お仕事?』
家に仕事は持ち帰らない主義だが
連休に入ることもあって
気にかかるものを少し持ち帰っていた
机の上に資料や企画書
グラフを並べて手直しする
『うん。ちょっとな
すぐ終わるから…先に・・・~?』
アイルが設計図をじっとみていた
『これ…建物の図面?』
『…あぁ』
『ふーん・・・』
アイルが眺めてる様子を
しばらく見てみる
『おもしろいね・・・こういうの
・・・自分で作るの???』
『そ…うか?
ん、いやCGで出来るんだけど
細かいトコはやっぱ人の手で直すんだよ』
オレにとっちゃ
時に嫌々やってる仕事だったりすもする…
おもしろいのか?
『ここから ここに線を結ぶの?
で、この数字がでるのかな?』
『よく・・・わかるね?』
『んー…なんとなくだけど』
アイルに白紙とペンを渡してみると
サササッっと
似た図面を描き上げる
『すっげ…オレより、うんと上手いぜ?』
『それはさすがにないでしょ;
ん~…絵は得意だけど』
『コレ…ここにもやってみ?』
『えっ・・・ソレ仕事のでしょ?』
『いーから・・・』
またひとつ…
アイルの一面に興味が湧いて
試しにやらせてみた
『これで…図面って、こゆ角度だと
よりわかりやすくってあたし好きかも
ねぇねぇ?このグラフって…
これとこれの比較?
で、算出したのがこっちの・・・』
『……』
やっぱり・・・やっぱりそうだ
アイルは頭が良い。
物覚え・物事の理解が早くて
手先の器用さに加えて
なんというか
〃天性の頭の良さ〃が・・・違う
そう思う
アイルは遠足の前日の子どもみたいに
ソワソワしていた
・・・笑える
『リョウキ~?まだ起きてるの?』
『あぁ…先寝てろよ』
『…お仕事?』
家に仕事は持ち帰らない主義だが
連休に入ることもあって
気にかかるものを少し持ち帰っていた
机の上に資料や企画書
グラフを並べて手直しする
『うん。ちょっとな
すぐ終わるから…先に・・・~?』
アイルが設計図をじっとみていた
『これ…建物の図面?』
『…あぁ』
『ふーん・・・』
アイルが眺めてる様子を
しばらく見てみる
『おもしろいね・・・こういうの
・・・自分で作るの???』
『そ…うか?
ん、いやCGで出来るんだけど
細かいトコはやっぱ人の手で直すんだよ』
オレにとっちゃ
時に嫌々やってる仕事だったりすもする…
おもしろいのか?
『ここから ここに線を結ぶの?
で、この数字がでるのかな?』
『よく・・・わかるね?』
『んー…なんとなくだけど』
アイルに白紙とペンを渡してみると
サササッっと
似た図面を描き上げる
『すっげ…オレより、うんと上手いぜ?』
『それはさすがにないでしょ;
ん~…絵は得意だけど』
『コレ…ここにもやってみ?』
『えっ・・・ソレ仕事のでしょ?』
『いーから・・・』
またひとつ…
アイルの一面に興味が湧いて
試しにやらせてみた
『これで…図面って、こゆ角度だと
よりわかりやすくってあたし好きかも
ねぇねぇ?このグラフって…
これとこれの比較?
で、算出したのがこっちの・・・』
『……』
やっぱり・・・やっぱりそうだ
アイルは頭が良い。
物覚え・物事の理解が早くて
手先の器用さに加えて
なんというか
〃天性の頭の良さ〃が・・・違う
そう思う