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第22章 償い
『…レナ…』




『わかってるよ!
もう別れたんでしょ?
ここに来たってことは

…ていうか知ってたよ?
あの子が言いに来たから
ぇと…~元カノさん?』








『え……』




〃…アイルが・・・〃









『ご丁寧にどうも~って感じだけど?
リョウキが戻ってきてくれたし
もう何でもいいけどね~♪』






『……』







『わざわざ・・・

リョウキには
もう二度と会いません~

とか言ってたけど?
敢えて潔くってコト?律儀な子だね~』






相変わらず・・・一方的に
よく喋る女だ…



ろくにオレの方も見ず
愉しげにワインの詮を開けている





わずらわしい




オレは早速本題に入るが…









『アイツに・・・言ったこと…』







『~?…なによ
そんなコワイカオしないでよ

べつに…
ホントのコト言っただけじゃん?』







『…は…?』




早速噛み合わない話に首を傾げるオレを
急かすかのようにレナがスタスタと
何かを取りに行く





カウンターテーブルに
ドサッと何かを投げ出す








…なにかの切り抜き

そして卒業アルバム?







『?・・・』




レナの派手な爪の指す所には…











〃…片瀬 愛留…?〃









中学生かそこらの
幼いアイルが微笑んでいた








『コレ…あの子だよ?
世間てセマイよねぇ

地元近いの、あたし
小学校も一緒だった

リョウキの彼女だって
はじめ見た時はビックリしたけどさぁ…

名前変わったみたいだけど?
すぐわかったよ

まぁ下の名前も
チョット変わった名前だし?

…あの子~地元じゃ結構有名だよ~?
・・・〃色んなイミで〃ね?』






『・・・』
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