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第22章 償い
この女の言った通りかもしれない・・・



アイルといてまぎらわしたって

変わった気になっていたって



オレは・・・所詮
アイルのようにはなれない



あんなに
透き通った心にはなれっこない。







なんの感情も持たない女と
平気でこんな事が出来るんだから





…だけど

何だろう・・・・・・オレは







意思を持たない機械のこどく
レナの胸元をはだけさせて愛撫する


いいんだ・・・


情なんか捨てれば
なにもめんどくさくない

なにも、考えなきゃいい
それでいい





なのに・・・







『んっ・・・ア…ン』





『……っ!』

無意識に手でレナの口を塞いでいた






『声・・・出さないで…』










〃聞きたいのは…お前の声じゃない〃






視覚、嗅覚、聴覚・・・




五感…

全てを閉ざしてしまいたかった




触れたくない。

見たくない。

せめて・・・聞きたくない。






目をそらしても、閉じても

感じたくなくても、考えたくなくても





体温がちがう



ぬくもり・・・やわらかさがちがう



肌の匂いがちがう







…この声じゃ・・・ない






オレの…意思とは裏腹に
そんな体感ばかりが脳内を支配する





オレの身体が・・・〃オレ〃が




全身全霊で〃拒絶〃を示す







汚らわしい・・・。





こんなこと・・・・・できない。








『ふふ。…ん、ここじゃナンだもんね?

ムコウでしよう?・・・ね』




『……』

オレは完全に停止してしまう








『…レナ…オレ… ・・・っつ!?』



レナがオレの頬に手を伸ばして

頬をつねる





『ふふっ…。ホント必死なカオ…

〃なんでもする〃ってワケね?プッ…フフフ』




『……』






『…あの子の為なら・・・

・・・なぁんでもするんだぁ?』




『……そんなんじゃないって

言ってるだろ・・・』




半ばやけくそに再びレナの肩を抱く





『フフ…フフフっ』





『レナ…』







『プッ…フフフ・・・フフフっ』
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