この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name
第24章 One Love
朝、目を覚ましたオレ達は
目と目を合わせて
お互いを確かめた。
『夢じゃ・・・なかった』
アイルの第一声だった
やわらかに微笑んで言った表情(カオ)が
忘れられない
…そして起き上がって
二人で
何かの事故現場のような
アイルの部屋を
見渡した時にはもう・・・
・・・(泣)?・・・(苦笑)?
『…ひ・・・ひでぇな…』
あちこちに
ぶっ飛んだクッションやら
スリッパ、衣服・・・
テーブルを
そのままひっくり返したように
散乱した食器
倒れた椅子…散らばった本…
無論・・・原因はオレな訳で
バツの悪いオレは
言葉に困っていた・・・
『~…いいのか?アイル』
『なに?』
『通報・・・しなくて…』
〃オレは・・・お前を・・・〃
一応聞いてみたり
…この現場と証言次第で
余裕で犯罪成立だろうからな
『うん。さっきしておいたよ?』
『へ……?』
自分から聞いといて
目が点になり?
『これで仲良く
揃って前科一犯だね?(笑)
プッ・・・ふふふっ…』
…イカすギャグが
言えるようになっていたアイルが(笑)
小さく…控え目に吹き出して笑う
アイルが笑ってくれて
気まずさを吹き飛ばしてくれた
『…ごめん
アイル、悪かった
本当に・・・ごめん』
ごめん・・・じゃ済まないんだけどな普通
バツが悪くてアイルに改めて謝る
アイルは微笑んで〃ううん〃と首を振った
『ふふ…通報したら私が連行されそう(笑)』
アイルが
チラッチラッっとオレの顔を見上げる
チラリと鏡を見ると…
猫の引っ掻きキズだらけみたいな
オレの顔(笑)
『プッ・・・』
『ご…ごめん。リョウキ』
恥ずかしそうに
すまなそうにアイルが謝る
〃…お前が謝る理由は
どこにもないと思うんだが…?〃
『ふふ・・・アイル』
『…~~』
どちらからともなく
自然に抱き合った
そして
再び部屋を見渡して…
『プッ・・・ふふふっ
ふふ…掃除してないリョウキの部屋みたい』
『!?…そこまで言うかアイル!?』
『んふふふっ…ふ…』
『ふふっ・・・ハハハハハ!』
目と目を合わせて
お互いを確かめた。
『夢じゃ・・・なかった』
アイルの第一声だった
やわらかに微笑んで言った表情(カオ)が
忘れられない
…そして起き上がって
二人で
何かの事故現場のような
アイルの部屋を
見渡した時にはもう・・・
・・・(泣)?・・・(苦笑)?
『…ひ・・・ひでぇな…』
あちこちに
ぶっ飛んだクッションやら
スリッパ、衣服・・・
テーブルを
そのままひっくり返したように
散乱した食器
倒れた椅子…散らばった本…
無論・・・原因はオレな訳で
バツの悪いオレは
言葉に困っていた・・・
『~…いいのか?アイル』
『なに?』
『通報・・・しなくて…』
〃オレは・・・お前を・・・〃
一応聞いてみたり
…この現場と証言次第で
余裕で犯罪成立だろうからな
『うん。さっきしておいたよ?』
『へ……?』
自分から聞いといて
目が点になり?
『これで仲良く
揃って前科一犯だね?(笑)
プッ・・・ふふふっ…』
…イカすギャグが
言えるようになっていたアイルが(笑)
小さく…控え目に吹き出して笑う
アイルが笑ってくれて
気まずさを吹き飛ばしてくれた
『…ごめん
アイル、悪かった
本当に・・・ごめん』
ごめん・・・じゃ済まないんだけどな普通
バツが悪くてアイルに改めて謝る
アイルは微笑んで〃ううん〃と首を振った
『ふふ…通報したら私が連行されそう(笑)』
アイルが
チラッチラッっとオレの顔を見上げる
チラリと鏡を見ると…
猫の引っ掻きキズだらけみたいな
オレの顔(笑)
『プッ・・・』
『ご…ごめん。リョウキ』
恥ずかしそうに
すまなそうにアイルが謝る
〃…お前が謝る理由は
どこにもないと思うんだが…?〃
『ふふ・・・アイル』
『…~~』
どちらからともなく
自然に抱き合った
そして
再び部屋を見渡して…
『プッ・・・ふふふっ
ふふ…掃除してないリョウキの部屋みたい』
『!?…そこまで言うかアイル!?』
『んふふふっ…ふ…』
『ふふっ・・・ハハハハハ!』