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第27章 嫉妬

翌日から
アイルは暫く
カイトと働くことになったようだ



ソウタさんの粋な計らいで？
離れていた時間を埋めたり



アイル自身
勉強する時間に
余裕が持てれば良いと思う







…と、思っていたがオレは…また？






アレ…？






何かモヤっとするのは…なんでだよ？











平日…仕事の日は
オレ達は基本あまり会わない




メール入れたり
電話するくらいだ





アイルが休みの週半ばと週末に会う








・・・のが常だけど










『もしもし？お疲れ
もう帰り？…うん。
今一人か？…メシ食いに行く？』






『…ごめん…
ソウタさんちで食べてきちゃった
…またでも良いかな？』







『そうか。あぁ…気にしないで』





アイルが少しばかり動揺したのがわかる





まぁ、いつも

あまりないことだからムリもない









オレ…モヤモヤして

何で？…ってのは






だって…








日中…あるいは

その後も

ずっと一緒にいるってことだろ？







別に…カイトのあの時の

最後の一言を

そう気にしてるワケじゃない

…いや、してるからか？






現れたタイミングが少し悪かっただけだ…
そう思ってはいるけど
冷静でいよう





アイルにとって尊い
幸せな時間のはずなんだ







黙って見守ってやればいいじゃないか

それに１ヶ月かそこらのことなんだ

…オレは頭で必死にそう思っていた