この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name
第27章 嫉妬
震えながら
必死に抵抗するアイルの耳に
大きな声が聞こえてきた






『そこまででっせ~~?

・・・。・・・。

そのへんに・・・してもらえまへんか?』







『!?……お前』





『・・・ケホ』


〃え・・・〃








アイルの視線の先には

カイトが立っていた。






〃…カイト・・・?〃





カイトが
余裕さえ感じる笑みも浮かべながら
歩み寄ってきて
アイルをニシノから引き剥がした





『あ~あ~・・・アカンアカン~…
コイツ、嫌がってますやん~・・・

店ん中は許せても…外でまで

そうワガママ言うたらアカンですわ
〃お客さん〃~?・・・』








『……お前
チッ・・・そういうことかよっ
やってらんねーぜ…』




逃げるように立ち去ろうとするニシノは

誤解しているようだが

カイトはそれも利用して、たたみにかかる




『あ、ちょい待ったって?
もう、こないな事しまへんよね?!

~もちろんしないやんな?
約束してこのまま引いてもらえたら

こっちも大事にはしませんから
たのんますわ!』




カイトは巧みに言葉を操って

挑発せず、逆上させず…

絶妙に心理戦を仕掛ける




『コイツも…大事なお客さんを

警察に突き出すようなマネは
したないハズやし望んでない

アンタみたいなエリートはんなら
勿論わかりますやんな?』





そして最後に
ニシノに何やら耳打ちすると



青ざめた顔をして
ニシノは立ち去った。





『まいどあり~♪』



カイトがニヤリと笑って手を振る。









『っしゃ…。一丁上がりや!(笑)』



そして
力なく座り込むアイルの前にしゃがんだ






『・・・海翔…。海翔…。カイ…ト』




アイルの目に涙がたまっていく




カイトは笑顔でアイルの頭に手をのせた






『~ま、滑り込みセーフやな?』




カイトがニカッと笑ってみせる。








『…カイト…ど…して?』




『ホンマにたまたま
プラっと外に出てん

したらお前の声きこえたんや…
ほんでも…よかったわ~…』






『~~…』


アイルが安心しきったかのように
そのまま座り込んでいた
/986ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ