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Best name
第27章 嫉妬
『・・・・・なんて
〃ツライ・苦しい〃みたいな話してるけど
私…ホントは忘れてるくらいなの』
『?…』
『リョウキに
教えてもらったことが…多すぎて』
『…ふふ・・・何を教わったん?』
『・・・〃幸せなこと〃。
リョウキがいつも
色んな幸せをくれるから
辛かったことなんて本当
忘れちゃえそうなの
それくらい幸せが多すぎて…埋もれてる。
口には出さないけど…リョウキ
いつもそう教えてくれてる気がしたんだ
こんな幸せも、あんな幸せもあるよ、って。
もっと幸せで良い…楽しくて良い
笑ってて…良い・・・って
全部・・・リョウキが教えてくれたの』
『ふふっ・・・~アイル?
オレ腹いっぱいなんやけど?(笑)』
『へへ・・・っ。
今の私があるのは・・・
紛れもなく・・・
リョウキのおかげなの。
リョウキだったから私・・・』
『なんやお前ら・・・
二人して・・・同じコト
互いに逆のコト言うんやな?
オモロイわ・・・♪』
『え?・・・どういうイミ?』
『イヤ♪・・・こっちのハナシや~・・・』
『私ね・・・本当に
リョウキが大好きなの・・・』
カイトの問いに
アイルはゆっくり
じっくりと
素直に・・・真っ直ぐに答えた。