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第27章 嫉妬

『・・・は？』




『ふふっ・・・わからんか？』





『･･･ ･･･ ･･･ちっとも』



〃イミわかんねぇし

第一それが何だって・・・〃







『日本語に・・・

・・・漢字に、換えてみぃ？』






『……』

















good …(良) ･･･ hope …(希望)














〃「良希」・・・〃












『ｸｽ…。単純なやっちゃろ？

～好きなモンから覚えるんがエエ～…
とかゆうてな

いちばんに聞いてきたんがソレや♪』







『・・・え』






『ソレ・・・
ノートの〃１ページ目〃や♪

アイツの・・・一番好きな
〃大事なもん〃ってこっちゃろ？』






『････････』








『リョウキは…自分にとっての

〃良い希望〃やったから

これはホンマにリョウキにピッタリの
最高のイイ名前や！

～なんて…はしゃいどったわ(笑)

チビん時からちっとも変わらん

見てるこっちが…こそばゆうて
たまらんくなるようなコト
平気で言いよる…アイツ

オレといても…お前の話ばっかしよって
聞いてるオレがテレてまうて！ホンマ(笑)

ホンマ・・・アホやし～…(笑)』








『～～～・・・』

〃アイル…〃










『ガキで…いつまでも
しょーのないヤツやけど…

ほんでもこれが…アイツの紛れもない
変わらんとブレない

まっすぐな…アンタに対する気持ちや…』








『……』





オレは
アイルのノートの切れ端を片手に
立ち尽くす