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Best name
第28章 約束と絆
『ハァハァ・・・〃ゴメンね〃・・・カイト…』
カイトがピクリと眉を動かす
よろけながらアイルとカイトが立ち上がる
『私が…いつまでも
子どもで・・・心配かけるから…っ
カイトがいつも一人で…っ
ウソ・・・つらかったよね
ごめんカイトっ…!!』
『……アイル』
絶句するカイト
オレは
ポカンとして見守るしかできなかった
『カイト…私っ…もう大丈夫だから!
私…幸せになりたいって思えたのっ…
幸せにしたい人ができたの…っ
もう、泣いてばっかの私じゃ…
暗くて後ろ向きの私じゃないんだよ
だからっ…カイト
もう私に…〃やさしいウソ〃ついたり
一人で、いなくなったりしないでぇ…っ』
『・・・』
『私は…まだ何も
カイトにっ・・・伝えてないのに…っ
黙っていなくならないでよっ…』
アイルが泣くのを堪えて…
下を向きそうになるのを必死に堪えて…
カイトの手を握り
カイトの手に・・・何かを握らせた
ジャラリ…
金属のチェーンの音
あれは・・・あの時計。
カイトがピクリと眉を動かす
よろけながらアイルとカイトが立ち上がる
『私が…いつまでも
子どもで・・・心配かけるから…っ
カイトがいつも一人で…っ
ウソ・・・つらかったよね
ごめんカイトっ…!!』
『……アイル』
絶句するカイト
オレは
ポカンとして見守るしかできなかった
『カイト…私っ…もう大丈夫だから!
私…幸せになりたいって思えたのっ…
幸せにしたい人ができたの…っ
もう、泣いてばっかの私じゃ…
暗くて後ろ向きの私じゃないんだよ
だからっ…カイト
もう私に…〃やさしいウソ〃ついたり
一人で、いなくなったりしないでぇ…っ』
『・・・』
『私は…まだ何も
カイトにっ・・・伝えてないのに…っ
黙っていなくならないでよっ…』
アイルが泣くのを堪えて…
下を向きそうになるのを必死に堪えて…
カイトの手を握り
カイトの手に・・・何かを握らせた
ジャラリ…
金属のチェーンの音
あれは・・・あの時計。