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第29章 星屑の幸せ
『ケイゴさんも・・・その一人?

だから・・・専門…変えて』





『・・・。ふふふ~♪

〃お呼びでない〃(笑)

〃用ナシ・空回り〃だったけどね(笑)♪

どちらにしてもボクの自己満足・・・

どうしたって…
周りのしてやれることなんて

あってないようなものだから…ね』




笑いながらも、微かにケイゴが
寂しそうな表情を浮かべていた。







『・・・』




〃このお兄さん・・・

ひょうきんなキャラでいるけど

本当は・・・

本当に弟を・・・リョウキの事を…〃








『まぁ…見えないトコで
色々あったかも知れないけど

アイツ、ちょうど3年だし…って
スカウトの企業も全部蹴って就活始めて

まったく無縁の企業に……しかも
そこそこ立派なトコ?就職しちゃって

いや~逆にヤサグレてんのかな~?
なんて…一時心配したけど

僕にはマネできないなぁ~♪

なんの言い訳もせず…真面目に。
我が弟ながら!大したヤツだなぁ~♪
なんて思ってたよ(笑)

当時のアイツが何を思ってたかは
わかんないけどね~♪』






『……私も
きっと・・・ぃぇ

絶対・・・マネ出来ないし

そのキモチも
きっと・・・わからないけど

彼には、伝わってたと思います

家族の・・・〃お兄さんの気持ち〃

リョウキは…人の痛みや
優しさの…よくわかる人だから…』




アイルが涙を拭った。






〃見た目以外

ちっとも似てないって思ったけど

どこか…人間性の似た「兄弟」…〃








『ふふ…~にしても、アイツ
どういう精神構造してたんだろうねぇ!?

〃タワシの心臓〃改め
〃タワシメンタル〃だよ!

一度アタマ割って
ノーミソみてみたいよ

・・・〃脳外科医〃としてさ(笑)♪』






『ぷっ・・・ふふふっ…』




『ふふふ~~♪』




アイルが涙を拭きながら
和やかな顔で微笑んだ




…そして





『あの・・・ケイゴさん』






『~♪〃おにーちゃん〃って

言って~?・・・(笑)』







『・・・〃オニイチャン〃』








『ぅ…💧;・・・~ハイ ; …』




〃この子・・・

時々・・・手段えらばねぇのな?(笑)〃





アイルの真っ直ぐな目に

ケイゴが少したじろぐ
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